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News
お知らせ
2025年10月3日
野生の鹿も避暑をする?!
信州高遠ジビエの方から伺った話では、今年の夏の猛暑のため、鹿たちはさらに標高の高い場所へ避暑に向かったそうです。 そのため、猟師さんたちは険しい山道を登り、奥深い場所に罠を仕掛ける必要があったとのこと。 鹿も暑さは苦手なんです ね。
猟師さんたちには大変な作業になりますが、山奥で生息する鹿は、人里近くに現れる鹿とは異なり、 人の生活圏から遠く離れた環境で育っているため、より自然に近い状態で生きていると考えられています。 そのため、食性や生育環境の面でも、貴重な素材なのではないでしょうか。Lemi's BarkeryのPremium Treatsに、信州高遠ジビエさんの鹿肉を使用させていただけるのは、本当に贅沢なことです。
さて、猟の話に戻ります。 「山奥なら農作物を荒らすこともないし、駆除する必要はないのでは?」 そう思う方もいるかもしれません。しかし、鹿が増えすぎると、森の草木が食べ尽くされ、希少植物が絶え、土壌が流出し、山の環境そのものが壊れてしまいます。 丹沢などでは、奥山の鹿による生態系破壊が実際に深刻化しているそうです。
こうした問題に対応するため、地元の猟師さんたちは、野生動物の数を調整する「管理捕獲」を、ほぼボランティアで行っています。 私たちの普段の暮らしではあまり知られることのない、でも自然のバランスを守るために欠かせない大 切な取り組み。 その現場で一生懸命に動いてくださっている猟師さんたちに、心から感謝したいと思います。
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